ネロネロストーリー 7

お久しぶりです。またネロネロストーリを、再開いたします。
どこまで妄想が広がるか、分かりませんが・・・がんばります!

ネロネロストーリー  7

アルバイトからの帰り道、僕はとっても嬉しかった。人間なら歌でも歌いたい気持ちなんだろうけど
僕は犬である。吼える訳にもいかず・・・ただ久美ちゃんの顔を見上げていた。
獣医さんの前を通ると先生が声をかけてきた。
「おっ!!昨日のワンちゃんかっ!元気になったな!」
久美ちゃんは「昨日はありがとうございます。名前はネロって付けました。よろしく」
「ネロ君か・・・・いい名前だ!僕も飼い主ですのでよろしくね」
僕は思わず「ワンワン」と答えた。
そっと僕を抱き上げて「腕白坊主の顔になってきたな・・・その調子でお嬢さんを守ってあげるんだよ」
と言いながら僕に首輪とリールを付けてくれた。「これでもう野良に見えないよ!抱っこばかりでは
大変だから・・・・」と言ってそっと道路に下ろしてくれた。
僕は久美ちゃんの抱っこの方がいいのになぁ~と思わず上を見上げたが・・・
久美ちゃんがお金を渡そうとしたが・・先生は「僕も飼い主ですよ!」と言って受け取らなかった。
これで僕は飼い犬になったんだ!そして久美ちゃんを守ってみせる。

ネロネロストーリー  6

僕は2足歩行に長い舌をペロリと出し店の前を歩く人達に久美ちゃんが作ってくれたブーケを

「見て!見て!」と首を延ばしたら、通りいく人達が足を止めて「まあ〜可愛い♪レッサパンだの風太君みたい」
だって!いつのまにか人集りが出来て店の奥から店主さんが「ネロが何か乱暴したの??」と慌てて僕を
睨みつけてきた。久美ちゃんがニコニコ顔で僕の代わりに説明をしてくれた、
お客さんが僕の首のブーケを見て買い求めてくれる人が出てきたて店主さんは大喜び。
いままで久美ちゃんは花束やブーケ等作らせてもらった事は一度も無い。
でもこの小さいブーケは「久美ちゃんにお任せするわ!もちろん値段もね!そしてその売り上げは
ネロ君のおやつ代にしてちょうだい!」だって♪「やったーぁ♪僕は頑張るぞーぅ」
久美ちゃんは「1個¥300でいいかな??」僕は「ワンワン」と吠えた。
勤務時間は午前7〜12時迄の5時間だけど本日は午後3時迄働いていた。
僕も愛嬌振りまき過ぎて少々疲れていた時店主さんが「今日のブーケーの売り上げ¥1800ねっ♪」って聞いた時
久美ちゃんと思わず目をみつめ合っていた♪

ネロネロストーリー 5

久美ちゃんのアルバイト先に着くと店主が僕を見て「久美ちゃん飼えるの??大丈夫??」と何度も確認してきた。

昨日の獣医さんが言った事を店主に説明すると「そういうことなら仕方が無いね。アパートに置いていたら大家さんにみつかるでしょ。ここに連れてきてもいいからね」と言ってくれた時は僕は嬉しくて店主さんの顔を見て
長い舌を横にペロリと出した。「まあー可愛い!!」と店主さんは目を細めてくれた。
店先に段ボールを用意してくれた。その中で僕は久美ちゃんの働いている姿を幸せな気持ちで見ていた。
冷たい花を種分けして手が真っ赤になっていた。僕は思い切り久美ちゃんに向かってジャンプして
抱っこして下さいと目で訴えた。「少しだけね」と言って抱き上げ「まあーぁ暖かいネロタンの体」
あーーぁ良かった。久美ちゃんの手が温かくなるのを待って又鈍ボールに戻った。
久美ちゃんは売り物に成る花と成らない花を切りながら分けていた。捨てる花を小さい花束にして
僕の段ボール「ネロタンのブーケよ」といってブルーのリボンに挟んでくれた。
髪はモシャモシャでお花が可哀想だけど・・・良いお顔の舌をペロリと出して2本足で立ち上がり
店の前を通る人たちにブーケを見せつけた♪「僕って可愛い??」ってね。
足早に歩いていた人たちが「まあ〜可愛い」と言って立ち止まってくれた。

ネロネロストーリー 4

この物語は ペットが飼い主を守る感動のストーリーのつもりです[犬][るんるん]

僕は久美ちゃんと一緒に目がさめた。2月の早朝は肌が突き刺さるように冷たい!
暖房が無い部屋にお鍋にお湯を沸かす音がシュウシュウとして白い蒸気が狭い部屋を
暖かくしてくれる。「ネロタンご飯にしょうね」と言って食パンを半分切ってくれた。
この子は僕が居なかったらきっと1枚食べていたんだろうなぁ〜と思うと上目づかいに
ごめんねと心で謝った。「今日はアルバイトだからネロタンまだ健康じゃないし連れて行くね」
と言って僕の首に可愛いブルーのリボンをむすんでくれた。僕は髪がもしゃもしゃでグレーか黒か分からないぐらい汚れていた。アルバイト先まで歩いて20分。その間に公園があり獣医さんもあった。
5kg位ある僕を大切に抱いて歩いてくれた。僕はなんて幸せなんだろう!後五分この事合えなかったら僕は
きっと死んでいたかもしれない!

ネロネロストーリ 3

僕の心は踊っていた。これから久美ちゃんと一緒に暮らせると思うと幸せな気持ちで一杯になった。

着いた先は1Kの小さいアパートだったが久美ちゃんが「ネロ君と私のお家よ!よろしくね」と
小鳥が歌うような声で僕に話しかけてきた。「私はね小さい時に交通事故で左足を切断したのよ。両親の側にいると
どうしても甘えてしまうから18歳時に家を出たのよ。両親はけっして裕福ではないけど久美には不憫だと言って
いつも我慢して私を甘やかしてしまうのよ。だから障害者手当を貰いながら自立する事にきめたのよ」
僕はまだ生まれて1年しか達っていないがこの子を大切に守って上げようと思った。
殺風景な⒋畳半の部屋にはブックスタンドと机。段ボールが整理ダンスのようにつまれていた。
2月の寒い部屋には暖房は無かったが湯たんぽを作って布団の中に入れて僕をそっと置いてくれた、
「夕食はパンだけどネロと半分ねっ!」パンを牛乳に浸し暖かくして僕にくれた。うまれて初めてこんな美味しいものを
食べたようなきがする。いつもドックフードしか食べなかった僕は思わず長い舌を横に出してぬいぐるみのように
目をクリクリして飛っきりの良いお顔した。「まあー可愛い♪これからなんでも半分ね♪」僕は小さいから半分でも良いけど
久美ちゃんはいいのーーーと言いたい!いつの間にか暖かい部屋と布団の上で眠ってしまった。

ネロネロストリー    2

3時になるとアルバイトが終わり僕の事を話している声が聞こえてきた。「久美ちゃんペットは飼えないのなら獣医さんに

持っていく方がいいよ」「はい!」と返事がきこえた。僕は又何処かへもっていかれるんだぁ〜
雨があがって2月とは思えない暖かい日差しが獣医さんに行く女の子の気持ちを暖かくしていた。
「私がお金持ちなら直ぐに飼って上げるのにごめんね!たった半日の飼い主だったけど、本当に別れるのがつらいよ〜ぅ」
僕はまだ健康な体に成っていないせいか現状が分からなかったがただこの女の子に抱かれていると
僕が守ってあげたいような気持ちに成ってきた。
獣医さんの前に着いた女の子は「ふ〜ぅ」と大きいためいきを付いて中に入り、先生に僕の説明をしていた。
先生はぼくの体を診て「だいぶ衰弱しているね、栄養失調だよ。この犬は一応シュナウザーだけど
見えないね。それで捨てられたのかもしれないね。今日はビタミン剤の点滴打っておくので」
するとおんなのこは小さい声で「あの〜ぉ私独り住まいで、足も悪いし、自分一人食べるのがやっとです」
「そんな私はペットなんて飼えません。先生の所で引き取ってもらえないでしょうか??」
すると先生は「お金じゃないよペットを飼うのは愛情が一番ですよ、君はそれをいっぱい持っているから
いいパートナーに成ると思うよ、案外このワンちゃんが君を守ってくれるかもしれないよ」
その言葉に迷っていた心が後押ししてくれた。「はい。持って帰ります。おいくらですか??」
先生は「家族になったお祝いに無料だよ」といってくれました。思わず「ありがとう御座います」と言って
病院を出ました。僕は本当に嬉しかった。「私の名前は久美って言うのよ」「君の名前はネロくんでいいですか??」
「理由はねっ!パトラッシュのネロのような飼い主に成りたいから!」これで僕の名前が決まった。
ビタミン剤が効いてきたのか僕は思い切り「ワンワン」大きい声で返事をしていた。

ネロネロストーリー 1

ぼくの飼い主様は結構妄想癖があり願望的な話を時々僕に聞かせてくれます。

この話は実在しない話です。
出会い[犬]
アスファルトの道路から流れ落ちるみぞの雨の中で僕は母の暖かさを思い出していた。
1年前ペット用にシュナウザーの両親から生まれてきたのだ。
始めの1ヶ月母のそばで暖かく長男らしく育っていた。3ヶ月、半年と時が経つに連れて兄弟達は
飼い主様が決まって僕の側から離れていった。僕だけ売れ残ってしまったのだ。
あげくに3日前に紙袋に入れられて空き地に捨てられてしまったのだ!
昨日の夜から降り出したあめに逃れるため溝の中に逃げてきたのだが
僕は最後の声を振り絞り「おかぁさーん ワーーーーァン」と叫んだ。
「まぁ可哀想にこんな所にワンちゃんが 寒かったでしょう」といって女の子が僕をコートに包んでくれた。
ついた所は小さなお花屋さんだった。僕を拾ってくれた女の子は店主様に拾ったことを説明してくれた。
暖かい場所でミルクをもらって僕はなんだか安心したように眠ってしまった。

お墓まいり

今日はお墓参りに連れていってもらった。

僕は墓参りが大好き。
車で15分ぐらいで名商大の近くの山の中だ。
お墓の近くを散策したり墓で用意ドンと言って綱を離して走ってくれる。
本当に楽しい。
叔母さんの墓も隣りにあるけど犬好きな叔母さんで生きていたら半端じゃなくもの凄く可愛がってもらえたのにとママさんが言っている。僕もそんな人に会いたかったな・・・・・・
天気もよく風もないのでとても壮快、毎日墓参りに行きたいな。
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パパさんと仲直り

は寝るときはママさんの布団の下の方で寝ることにしている。
これは生まれたときからで今始まったことではない、僕の習慣だ。
でも始めはママさんの布団とパパさんのベットが同じ部屋だったので寝るときはパパさんの布団に潜り込みパパさんが寝てしまうとそっとでてママさんの布団の下で寝ていた。
最近いびきがうるさいといってママさんはお姉ちゃんの部屋で寝るようになった為僕も姉ちゃん部屋で寝ることになった。
パパさんは時々寒い日は僕を湯たんぽがわりにベットに無理矢理引き込む。
昨日夜も寝るときパパさんがママさんの部屋から無理矢理僕をパパさんのベッドに引き込んだ。
僕は嫌なので逃げ出したがひつこく引き込むので最後には少し腹が立ってパパさんの手を噛んでしまった。
こんなことは初めてなのでパパさんは怒って僕を部屋から出した。
僕はママさんの部屋で無事ねれたが今日朝いつものようにパパさんの部屋にいくとパパさんはネロなんか嫌いだあっちえいけと追い出された。
その後もパパさんの近くに行っても無視された。
僕はパパさんが怖くなってぶるぶる震えているとママさんがきて大丈夫、大丈夫と慰めてパパさんにあんたが悪いのに
なんで怒るのとパパさんを叱ってくれた。
パパさんも反省したようで僕にごめんねと謝ってくれたので、僕もパパさんと仲直りできてよかった。
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