ネロネロストーリー  6

僕は2足歩行に長い舌をペロリと出し店の前を歩く人達に久美ちゃんが作ってくれたブーケを

「見て!見て!」と首を延ばしたら、通りいく人達が足を止めて「まあ〜可愛い♪レッサパンだの風太君みたい」
だって!いつのまにか人集りが出来て店の奥から店主さんが「ネロが何か乱暴したの??」と慌てて僕を
睨みつけてきた。久美ちゃんがニコニコ顔で僕の代わりに説明をしてくれた、
お客さんが僕の首のブーケを見て買い求めてくれる人が出てきたて店主さんは大喜び。
いままで久美ちゃんは花束やブーケ等作らせてもらった事は一度も無い。
でもこの小さいブーケは「久美ちゃんにお任せするわ!もちろん値段もね!そしてその売り上げは
ネロ君のおやつ代にしてちょうだい!」だって♪「やったーぁ♪僕は頑張るぞーぅ」
久美ちゃんは「1個¥300でいいかな??」僕は「ワンワン」と吠えた。
勤務時間は午前7〜12時迄の5時間だけど本日は午後3時迄働いていた。
僕も愛嬌振りまき過ぎて少々疲れていた時店主さんが「今日のブーケーの売り上げ¥1800ねっ♪」って聞いた時
久美ちゃんと思わず目をみつめ合っていた♪